【2023年版】つくば市の公立保育園に数年にわたり子どもを預けた口コミ
はじめに
筆者は、子どもをつくば市の公立保育所(保育園)に数年預けていました。
つくば市の公立保育所は、23箇所あり、所によって多少は異なるようですが、基本的には概ね変わらないそうです(つくば市役所にて確認済)。
今後、つくば市の公立保育所を検討する方の参考になればと思い、公立保育所の特徴をご紹介していきます。
つくば市公立保育園の保育体制・保育環境
スタッフ
保育士の数は、恵まれていると思います。じゅうぶんな数の保育士がいるので、保育中に子どもがテレビを見るような機会はほとんどありません。
また、障害を持っているお子さんや配慮が必要なお子さんには加配の先生がつくことがあります。
看護師資格を持つ先生がいる保育所もあり、怪我をしたときに応急処置をしてくださいます。
正職員の先生は、公立保育所間で異動があります。
保育環境や安全面
おもちゃや絵本はとても多いわけではありませんが、先生方の手作りのおもちゃなどもあり、予算の制約の中で工夫してくださっています。
また、保育室内や外出時の安全面にはとても気を配ってくださっています。
避難訓練は毎月あり、地震・火事・不審者などさまざまなことを想定して避難訓練をしています。
給食について
毎日手作りの給食がでます。3〜5歳児クラスは毎日、白飯を持参します。
2021年より一部の保育園では白飯持参が不要になりましたが、まだ大半の保育所では白飯持参が必要です。
月に一度のお誕生会の日は白飯の持参がなく、ハンバーガーやピラフ、ケーキなどスペシャルメニューが出ます。
お弁当の日は月に一度あります。
行事について
概要
公立なので、基本的に行事は平日にあります。
親が参加する行事は、入所式・進級式、親子遠足、夏祭り、運動会、生活発表会、保護者懇談会、保育参観などです。
なお、運動会だけは土曜日という公立保育所もあるようですが、あとは基本的には平日です。
このように書くと「平日の行事が多くて大変」と思われるかもしれませんが、すべてに必ず参加しなければならないということでもありません。
後述する3大イベントにはほぼすべてのご家庭が参加されますが、それ以外の行事はちらほらと欠席のご家庭もあります。
子どもだけが参加するイベントも含めると、ほぼ毎月何らかの行事があります。
七夕集会、お店やさんごっこ、サッカー教室、所外保育(年長児と先生のみで行く遠足)、クリスマス会、ならせ餅、節分、お別れ会などです。
3大イベント
子どもたちにとって大きな3つのイベントがあります。
それは夏祭り・運動会・生活発表会です。
夏祭りでは、盆踊り・キッズソーラン・太鼓など、子どもたちが練習の成果を披露します。また、食べ物の屋台やくじびきなどの屋台がでることもあります。
運動会では、かけっこや玉入れや表現(ダンスやバルーンなど)だけでなく、年長では鉄棒や跳び箱、うんていやなわとびなどにも挑戦します。
生活発表会では、歌、劇、竹馬、マット運動などをやります。
なお、これらの行事では、毎年同じこと(例えば逆上がり等)をやるとは限らず、学年の雰囲気・担任や子どもたちの希望などにより決められるようです。
また、皆と同じ目標を共有する体験だけでなく、それぞれの目標を目指すことも大事にしてもらえます。例えば、竹馬に取り組む場合に、皆が同じ高さの竹馬を目指すのではなく、それぞれの目標の高さを目指すことが許されています。
つくば市公立保育園の基本的な情報をお伝えしてきましたが、以下では、筆者の主観ではありますが、つくば市公立保育所の素晴らしい点と課題と思われることを記していきます。
つくば市公立保育園の素晴らしい点
・保育士の数が多く、丁寧に見てもらえ、また子どもの個性を大事にして関わってもらう余裕がある。
・皆で目標に向かって取り組む機会が多く、やり抜く力や協調性を育てられる。
・安全面に十分配慮して保育してもらえる。
・行事がたくさんあり、子どもたちが楽しめる。
つくば市公立保育園の課題
環境面
・保育所にもよるが、建物が老朽化している。
・早朝などエアコンを節約している時間帯があり、快適ではないことがある。(もちろん熱中症にならないようにはよく気をつけてくださっています。)
手間がかかる
・布オムツだったり、白飯の持参が必要だったり、手間がかかる。
・着替えの回数が多く、洗濯物が多い。
・父母会があり、役員になったりボランティアを引き受けると一定の負担がある。夏祭りの企画や店番、運動会の手伝い、卒業アルバムづくりなど。
利便性は高くない
・英語やピアノなど保育時間に習い事をできる保育園もあるが、つくば市公立保育所では保育時間中は習い事等はない。
・平日の行事のため仕事の調整が必要となりやすい。
・土曜保育は13時までなので、土曜日も仕事がある人は使いづらい。
保育方針
・昼寝が年長の最後まで続くので、小学校に入学してから急に生活リズムを変えることになる。
・読み書き計算などは特に教えてもらえない。
つくば市公立保育所はこんな人にオススメ
・幼児期に、認知能力(学力)よりも非認知能力(協調性ややり抜く力)を育てたい人。
・「皆と同じことをする」よりも、「個性を大事にする」ことを重んじる人。
・年に数回、平日に仕事を保育所行事のために調整できる人。
・子どもを大事に見てもらえるなら多少の手間(オムツの持ち帰りや白飯の持参など)がかかっても構わないと思える人。
まとめ
つくば市公立保育所のことをお伝えしてきました。
もちろん課題もありますが、私のこどもたちがお世話になったつくば市公立保育所は、総じて素晴らしい保育所でした。
親目線ではやや手間がかかりますが、私がこどもだったら、つくば市公立保育所に通いたいです。
※つくば市役所によると、つくば市公立保育所はどこも概ね同じとのことですが、全く同じとは限らないので、気になる点については各自で希望される公立保育所にてご確認ください。