土浦一高と竹園高校の大学合格実績の比較

はじめに

茨城県立土浦第一高校(通称土浦一高)とおなじくらいつくば市の中学生に人気の茨城県立竹園高校。

ちょっと遠くても、茨城県最難関校のひとつである土浦一高を目指すか、あるいは通学しやすい竹園高校を目指すか、悩む中学生の方や親御さんもいらっしゃることと思います。

今回、この二つの高校の大学合格実績を比較してみました。

まずは国公立大学の合格実績を比較していきます。

2019年入試 土浦第一高校・竹園高校 国公立大学合格者数(抜粋)

土一現役土一浪人竹園現役竹園浪人
東大12800
北大7351
東北大17933
茨城大163242
筑波大4514343
東工大
一橋大3100
名古屋大
京都大6501
大阪大3110
九州大
旧帝大合計4926116
国公立大合計1707916323
国立大医学部医学科・防衛医大11144※0
※公立大学医学部医学科含む。

土浦一高、竹園高校の2019年度在学者数は952名、953名とほぼ同じ規模ですので、実数を比較していきます。

現役・浪人合わせて土浦一高は 東大へは20名、京大は11名合格しています。これに対し、竹園高校は東大・京大合わせて浪人1名の合格となっています。

旧帝大は現役・浪人合わせると土浦一高が75名、竹園高校が17名であり、土浦一高からの合格者が圧倒的に多くなっています。

これに対し地元茨城大は土浦一高が19名、竹園高校が26名であり、竹園高校のほうが多いです。また筑波大は土浦一高が59名、竹園高校が37名となっています。

また、現役の国立大合格者合計においては竹園高校が163名であり、170名の土浦一高に迫っています。

これらより、旧帝大、特に東大・京大においては土浦一高からの合格者が圧倒的に多いですが、旧帝大以外の国立現役合格においては竹園高校も土浦一高とほぼ同水準といえるでしょう。

ここからは私立大学合格実績を見ていきます。

2019年入試 竹園高校 私立大学合格実績(抜粋)

まずは、竹園高校から合格者の多い私立大学を多い順に下表にまとめました。

現役浪人合計
東洋大38947
東京理科大231841
明治大27936
日本大30636
法政大27330
芝浦工大24630
立教大23730
中央大21627
東京農大18927
青山学院大18220
早稲田大10616
東京女子大9716
私立大学計493141634

2019年入試 土浦一高 私立大学合格者数(抜粋)

次に、土浦一高から合格者の多い私立大学を多い順に下表にまとめました。

現役浪人合計
東京理科大5956115
明治大432265
早稲田大243054
法政大172643
中央大201838
慶應義塾大122133
立教大18927
青山学院大6713
上智大9413
私立大学計363370733

土浦第一高校と竹園高校の私立大学合格実績比較

土浦一高は東京理科大の合格者数が最も多く、慶応や早稲田といった難関大学にも多数の合格者を出していました。参考までに現役浪人合わせて合格者の合計は早慶が87名、MARCHは197名でした。

これに対し竹園高校は、東洋大の合格者数が最も多く、東京理科大、明治大、日本大と続きました。現役浪人合わせて合格者は早慶24名、MARCH143名、日東駒専95名でした。東京理科大や芝浦工業大への合格者が多いことも特徴といえるでしょう。

まとめ

土浦第一高校と竹園高校の大学合格実績を見てきました。

二校で、合格者数の多い大学の傾向は異なりました。

茨城県公立高校のトップである土浦一高は、東大・京大への合格者数が竹園高校に比べて圧倒的に多く、また旧帝大を中心に国公立大学への合格者数が多くなっていました。竹園高校も現役合格者数においては土浦一高と同じくらい国公立大学への合格者を輩出していました。

また、私立大学の合格者数を見てみると、土浦一高は、東京理科大、早慶、MARCHを中心に多数の合格者を輩出していました。竹園高校は、MARCHや日東駒専を中心として難関大学に多数合格していることがわかりました。